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批評・意見

若手競技選手の養成について考えさせられること。(2011,02,15)

 アジア大会が終わった。成績は兎も角、若人がスポーツの分野で一所懸命に頑張る姿は見ていて清々しく良いものだ。 ゴルフの石川遼(18歳)、ハンカチ王子の齋藤祐樹(22歳)、スケートの浅田真世(19歳)等々、頑張る姿、若者の清々しさ、 観客へのアピールやマナーの仕方等、どれもが好感を持って迎えられ、フアンが多い。
 しかし、逆に、オリンピックの選手で「スノ-ボウド・ハ-フパイプ」の國母選手(21歳)が、シャツをズボンから出した 「腰パン」スタイルでネクタイを緩めて開襟シャツの服装を記者に指摘された際に、「うるせえなあ」と発言したのを契機に マスコミの批判が相次ぎ、オリンピックの出場が危ぶまれ、橋本聖子団長の計らいで出場することになった問題があった のは記憶に新しいものだ。スポーツは世の関心が高いだけに、選手のマナアは問題になりやすいのである。
 私が時々利用するタクシーの運転手さんが少年野球の指導をしていると聞いたので、指導する際に何を一番大切にしているかと聞いたら、 ①挨拶をきちんとするようにすること、②野球用具を大事にすること、③自分のことは自分ですること、 だと言う。野球よりも野球以外のところがきちんと出来るようにすること、人格形成に係ることが大切と言っていた。
 また、テレビで見たのだが、ジュニアのゴルフスクールでの養成は、ゴルフの技術面だけでなく、マナー、人との接し方、話し方なども教えるという。
 翻ってダンス界ではどうだろうか。年齢や場所を問わずマナーと品の悪さは天下一品である。パーティ会場での教え魔、 立食パーティでの食事のマナー、競技会場でのかかった音楽以外の種目の練習、上位級者の喧嘩腰競技ダンス、枚挙に暇なしである。
 ジュニアに限ってみても、競技会場でこれ見よがしに大人の前でシャドウでデモっているのを親はそれを自慢げに見ている場面を何度も見たことがある。 品の無い爺婆が踊るスポーツ?の世界で身体能力があるジュニアは勝って当たり前である。にも関わらず爺婆に技術を誇示している態度は不愉快極まりない。 そのような態度を見るにつけ親やコーチの指導に疑問を持つのは私だけだろうか。ダンス界は、石川遼のご両親の育て方を学ぶべきではないだろうかと感ずる。

 ヒップホップ・ダンスは若者が育っているにも係らず社交ダンスの世界に若者が興味を示さない理由は何か、  ジュニアクラスに清々しいスター選手がいない理由や、世間が競技ダンスに興味を示さない理由は何処にあるのか、 今が良ければそれで良いのか。ダンスは風俗営業の世界だからそんなこと関係ないと思っているのだろうか。もっと真剣に考え、 行動しないと若手後継者は育たない。若手後継者がいなければダンス界に未来は無いのである。