ダンス教室(教授所)の認定情報の公開について

 認定教室(教授所)について、財団法人日本ボールルームダンス連盟(JBDF)は認定教室をインターネットで公表していますが、社団法人全日本ダンス協会連合会(ANAD)は公認ダンス教授所を公表していません。数年前に、認定教室の情報を入手しようとして全ダ連に照会したところ、情報公開の申請が必要とのことであったために取りやめたことがあります。
 ANADは個人の特定の情報に関することであるので公開はできないとの立場であったように記憶していますが、例えば、JBDFが公開しているのは、教室名、教室住所、電話番号、及び登録番号であるが、この項目の何処が秘密にしなければならないことなのでしょうか。登録番号を除き、電話帳に掲載している内容と大差ないのではないでしょうか。むしろ教室の経営者は教室のPRにこれらの事項を宣伝材料としてインターネットのホームページ、電話帳、パーティのパンフレット等積極的に公開している場合が多いことは周知の事実であり、秘密と感じていないからではないでしょうか。むしろ秘密にすることの方に違和感をおぼえるのは私だけでしょうか。
 私は審査の内容について公開してほしいと言っているのではない。審査した結果が審査項目に適合した教室(教授所)の名称、住所、及び電話番号は公開すべきではないかと言っているのです。

 教師試験や教室(教授所)の認定について国からその権限が認められた公益法人が行う行為は一法人の内部に止めおくべきではないと思います。公益法人が認定する行為自体は公に属する行為であり、認定した教授所の情報は公開しないのは不自然ではないでしょうか。積極的に情報公開することが望まれます。
 なぜ公開にこだわるかというと、ダンスを習おうとした人が、何処にダンス教室があるのか分からない、また、どのような教室に行って良いかわからない等の理由から、教室に足を運ぶことができないあるいは躊躇する場合が多いのではないかと思うからです。げんに私もかつてはそうでした。そのような人に安心してダンスを習える教室はこのようなところがありますとして指針を与えることができれば、これからダンスをしようとする人にとっては非常に心強く感じ、安心と信用できるのが認定教室や公認教室の看板ではないでしょうか。
 現在は、公認教室を訪問して行った際、教室の隅に置かれた公認教室の楯を見て、初めてここが公認教室なんだと分かるようではちと不親切であり、情報化社会にそぐわないのではないでしょうか。
 ANADのホームページを見ると、現在、公表の準備中とありますが、情報公開規程及び内規では教授所の公開は理事や監事のみが情報に接することができるようになっており、情報公開の手続きの規定はまだ改正されていないようです。JBDFは積極的に認定教室の情報を公開しているにも関わらず、ANADは何をためらって公開しないのでしょうか、公開することによって社会的な批判や評価を受けることに躊躇いがあるのでしょうか、疑問を感じます。
 かりに、公認した教室の非違行為により社会的に批判されたり、公認行為自体に問題があって批判されたとしても、それは今後の改善の方策につながり、更に良いシステムができる可能性が生まれるのではないでしょうか。現にJBDFの認定教室の公表以来批判めいたことは聞いたことがありません。今後のANADの対応に期待したいものです。
(2004/06/03 一部修正2005/01/31ふ)。

【追記】 私の意見を聞き入れていただいたのでしょうか、認定教室の情報が提供されています(http://www.zendaren.or.jp/school.html)。(H21,1,17記)