アマチュア規定が徹底されていないアマチュア・ノービス級競技会
〜プロとしてのプライドのないダンス教師へ〜

 アマチュア・ノービス級の競技会に、あるダンス教室に所属し営業行為を行っているスタッフが出場していたことがありました。そのカップルは決勝戦まで残り入賞したのです。その人達はダンス教室で教えてレッスン料を取っており、明らかなプロ行為を行っているのです。教師の資格を持っているか否かは確認しておりませんが、教師の資格の有無にかかわらず外見上は確かなプロであります。このような行為をしている者がアマチュア・ダンサーの登竜門であるノービス級に出場すると言うことはアマチュア規定にふれるのではないでしょうか?
 アマチュアの競技選手の競技会を行っているAリーグでは、会報でダンス教室のスタッフはアマチュアとして出場できないと再三警告をし、アマチュア規定の遵守に努めているが、競技選手になる登竜門としてのノービス戦は、Aリーグが出場者を事前にチェックをすることも周知することもできない状況にあります。
 ノービスに出場するには本人が直接、主催団体に申し込むため、出場選手のチェックは主催者である団体が確認すべきものであります。しかし事前の葉書の申し込みの受理の際、あるいは当日受付でチェックすると言ってもなかなか難しいものと思う。まさに手続き上の盲点をついたものなのです。
 ノービス戦に出場する際の申込の段階で、所属しているダンス教室の確認を取るなどの予防策が必要かもしれないと思ったのですが、当日の競技会には出場した選手が所属する教室のオーナー(教師協会の会長もしている)が会場に顔を見せて大会役員と談笑していた。
 また、そのカップルは自分の営業する地域の総局が主催する競技会に出場したのではなく、他の総局が主催する地域に行って出場したのです。誰にも顔を知られていないと思って腕試しをしたのかもしれない。
この教室からは時期は異なるが、他のカップルも同様の出場をしている。明らかに教室ぐるみの確信犯と言って良いだろう。

 プロの行為はプロの団体の自浄作用で解決してほしいと思うのだが、今回のようなケースが二度と起きてほしくはないものだ。プロたる者がアマチュアのノービス戦に出るなどとはプロとしての自覚にかけることであり、恥ずかしく思わないのだろうか?また、努力を重ねてきているアマチュアの人がアマチュア選手としてスタートしようとする道を邪魔するものでもあります。
 人倫に反する行為をする者はダンス教師としてはふさわしくない。ダンスの社会ほどエチケットを重視し人間関係を重んずるものはないと思う。ダンス教師はプロとしての自覚とプライドをもって行動してほしいものだ。
 
(注) 本稿は、著者がたまたま転勤族であったために判ったことであり、事実が判明した時点で記事にすると、関係者及び本人達に対する批判等により迷惑を被ることを考慮したものであります。出場者及び教室のオーナーは今後このようなことをしないように猛省を望みたいものである。
 今回指摘した人達の出場した競技会の入賞者は、主催者から発表されていない。今後の防止策としても、競技会の主催者は、ノービス戦の入賞者名をすべて発表するようにお願いしたいものだ。(H13,10,18 F)