第1章 序論
ダンスの技術を習得する前に予備知識のお勉強です。
本稿で勉強するのはボールルームダンス(Ballroom Dance)です。ホテルや宮廷の舞踏場(Ballroom)で踊られるダンスということが語源のようです。日本ではダンスをする目的が社交にあったことから社交ダンス(Social Dance)と呼ばれてきました。 1 心がまえ〜大切にしてほしいこと ボールルームダンスを独習でおぼえようとする場合を想定しています。この前提に立って次のアドヴァイスを参考にして下さい。これからダンスをおぼえようとするときに大切にしてほしい四つの項目です。 |
第一に、初志を大切にしてほしいことです。ダンスをおぼえようと思った動機は、面白そうだから、健康のため、社会人の常識だから、他の人があまりやっていないから、踊れなくて恥をかいたから、異性と仲良くしたいからetc.といろいろのケースがあると思います。今ここで大切にしてほしいのはどのような動機にせよ「ダンスをおぼえたい」と心から思った初志を大切にしてほしいのです。初志貫徹の意思は困難な状況を簡単に克服できることでしょう。
第二に、楽しく勉強することです。精神的な負担が少なく、特にダンスでは筋肉の緊張がとれてリラックスした状態になり、体や足が動きやすい環境を自らつくることにつながるのです。 ダンス教室では先生が生徒をリラックスさせるために、ふざけたり、年齢の高い人には多少ウイットに富んだエッチな話をしたりします(Hな先生もいると思いますが、大部分はまじめな人が多いのです。先生がHな話をしたからと言って軽蔑しないで下さいね。貴方をリラックスさせようとしているのです。)。リラックスさせることによって難しい動きも簡単にできることがあるのです。 水泳ができるかたなら、力が入ったら沈み、リラックスすると浮いてくることを経験したことがあるでしょう。リラックスの効用は大きな効果を発揮するのです。また、楽しければ興味も、集中力も、アルファー波も増して良いことばかりです。運動量の面でも、苦しいと思ったら短時間しかできなくても、楽しい気分で練習するといつの間にか運動量が多くなっていたなどと言うことは良くあることなのです。 ドイツでは老人の健康対策にダンスを取り入れているのは、異性と話をしたりダンスをすると精神的充実と身体的機能回復の為の健康策としても利用されているのです。 ダンスは人間のリズムに対する自然な欲求から生まれたものです。難しく考えないことが肝要でしょう。理屈よりもまずは遊び感覚で楽しく取り組むことです。 第三に、好きな音楽を聴いてリズミカルな反応をしてほしいのです。ダンスだからダンス音楽でなければならないなどと考えないで下さい。歌謡曲でもクラシックでも音楽を耳だけで聴いてると第三者的に間接的に音楽をとらえてしまいますが、耳と身体で聞くようにすると音楽に対して直接反応するようになって、今まで嫌いな音楽であったものが好きになったり、曲に陶酔するようになったりすることがあります。綺麗なメロディは耳で聞いて、身体でリズムを感じましょう。ダンスのステップを踏むときに、音楽が合わないという人がいますが音楽の聴き方・感じ方の視点を一寸変えてみると簡単にできるものです。
第四に、本稿はダンスを独習することを前提とはしておりますが、ボールルームダンスは二人で踊るものです。一人で勉強した後は本当に踊ることができるのかの確認をする必要があります。その為に、できれば友達と一緒にカップルで勉強すると良いのですが、それができなければダンス教室に行ってチェックを受けるか、近くで開催されるサークルのダンスパーティー等に行って実践するのも良いでしょう。いずれにしてもレッスンの最後は他人のチェックが必要です。ダンスを上手になるには、ダンス教室やパーティー等に行く勇気と行動力が必要です。また、パーティーにおいては、男性は女性に申し込む勇気も必要だし、女性は申し込まれるまでの忍耐も必要になってきます(パーティでは女性から男性に申し込むことはエチケットに反します。ただし、サークルや仲の良いグループであれば女性から申し込んでも良いでしょう。)。この過程を経てダンスは上手になるのです。
|
【参考】
Halsan's Homepage
ボールルームダンスとは
|